生前贈与契約

生前に効果的に贈与することで、相続時の財産を減らすことができ、結果として相続税を少なくできる場合があります。また、本人が元気な内に希望通りに財産を引き渡すことができ、遺言書と同等な効果が得られます。

*個別具体的な相続税等の相談・実行については税理士が行います

1、暦年課税制度の活用

受贈者一人当たり年間110万円までは贈与財産が相続税課税対象から外され、相続時の税額を減らすことができます。注*10年や15年といった長期の贈与を取り決めをすると「定期金の贈与」とみなされ、一括して贈与税がかかることがある。

2,贈与税の配偶者控除特例の活用

夫婦間については一般に贈与と言う認識は薄いです。配偶者については、生活保障を考慮して、居住用不動産等の贈与につちては基礎控除の他に最高2,000万円まで控除できる規定が設けられております。注*婚姻期間20年以上等、一定の要件を満たす必要があります。

3,直系尊属からの教育資金一括贈与に対する非課税特例の活用

直系尊属である祖父母や父母が、子や孫に対して、令和5年3月31日までに一括して教育資金を贈与した場合には、一人当たり最大1,500万円の贈与税が非課税となります注*受贈者や贈与者に一定の要件あり

4,生前贈与加算の非対象者(孫等)への贈与

相続開始前3年以内に贈与があった場合には、その贈与財産の価格が相続税の計算に含まれます。しかし、相続人以外の者、又は相続で財産を取得しない者には適用されません。 注*贈与税は払わなければならない。

5,相続時精算課税制度の活用

アパートやマンションなどの収益がある物件や、後継者に支配権を集中させるために自社株をまとめて贈与する場合に有利です。*贈与者と受贈者に一定の要件があります。

6,死因贈与契約の活用

「死んだら○○を上げる」というような、贈与者の死亡によって効力を生じる生前の贈与契約です。受贈者があらかじめ何をもらえるか知ることができ、執行者を定めておくこともできるので争いの防止にもなる。

その他、不動産贈与、農地の贈与、等々対策を講じて参ります。 尚、税理士費用は別途掛かります。